子育てに、仕事に。「ちょうどいい」長野県御代田町を知る、移住トークイベント2018レポート(前半)
クラスベッソ西軽井沢では、長野県への移住支援としてトークイベントや移住ツアーを定期的に開催しています。今回は、1月に銀座NAGANOで開催されたトークイベントの模様をレポート。「子育ても仕事も!移住に“ちょうどいい”長野県御代田町のリアル」をテーマに、なぜ移住にちょうどいいのかのポイントをひもときました。
トークイベントの第一部は、地域おこし協力隊員の尾関充紗さんによる町紹介。昨年春からの赴任という「御代田生活1年生」の彼女が、“御代田・愛”あふれる日々の暮らしを紹介してくれました。
御代田にいると、毎日“きれい”って思う瞬間がある
名古屋から協力隊として移住してきた尾関さん。何気ない風景のなかに新鮮な発見があると言います。
尾関さん:名古屋で生活していた時は“きれい”だなと思う瞬間ってあまり無かったんです。でも御代田に来たら毎日が新鮮で。例えば浅間山もそうです。こんな山肌が見えるような近さにいると、雪が積もる様子が毎日違うことがわかる。その度に「きれい!」って新鮮に思えるんです。あとは必ず夕方にシカに会える場所があって、思わず「シカだー!」って声に出ちゃったことも(笑)。自然に”程よく近い”暮らしを送っています。
どちらも車で20分。大きな買い物は“佐久平”&いい買い物は“軽井沢”へ
長野県御代田町は人口1.5万人の町。決して人口が多いわけでは無いですよね。毎日の生活に不便はないのでしょうか?
尾関さん:毎日の買い物は町内にいくつかあるスーパーで。なくても隣町の佐久平周辺には大きなイオンや家電量販店、100円均一ショップもあり、どこも車で20分足らずで到着するので買い物は困りません。休みの日は、軽井沢プリンスショッピングプラザ(アウトレット)にふらっと買い物に行って、星野リゾートのトンボの湯(立ち寄り温泉)を町民割引料金で楽しむのが定番。平日だと500円で温泉に入れたりします!
佐久平にも軽井沢にもアクセスしやすい立地なので「ちょっと高級志向の買い物には軽井沢/大きな買い物には佐久平」と使い分けしているそう。佐久平には佐久医療センターなど大きな病院もあるので、毎日の暮らしで不便さを感じることはほとんど無いそう。
尾関さん:東御や小諸も車ですぐなんですけど、桜が咲く時期が少しづつずれているので、長く楽しめます。標高が違うことでこんなに変わるんだなって思います。
軽井沢を経て、御代田に引っ越してくる人たち
実は御代田は、長野県内で数少ない“人口が増えている市区町村”(※1)。その秘密を尾関さんは「首都圏との近さ」だと分析します。
尾関さん:最近ほんとうに多いと感じるのが、首都圏への新幹線通勤の人数。マイカーを御代田駅の駐車場に停めて、しなの鉄道で軽井沢駅まで約15分。東京駅まで約2時間ちょっとで到着するのは魅力的だと思います
面白いのが町への転入転出数。人口増の内訳から、御代田の魅力が見えてきます。
尾関さん:首都圏からの転入数もさることながら、注目してほしいのが隣の“軽井沢町”から御代田町への人口転入が多い事。その数は転出数の2.3倍なんです。「遊ぶには楽しいけど、毎日暮らすなら・・・?」と考えた時に、軽井沢から御代田を生活のしやすさで選んでくれるのかなと思います。
空気が綺麗!そして寒い!けれどつらくはない。その理由は?
冬にはマイナス9.6度という気温にもなる御代田町。その寒さを「おなかが痛くなるくらい(笑)」という尾関さん。でも、そんなに“つらくはない”と言います。
尾関さん:寒さは洋服を選ぶことでかなり対応できます。それに長野は家の造りそのものが冬に備えられているので、正直名古屋より過ごしやすいと感じる事もあります(笑)その代わり、御代田は長野県の中でも乾燥している地域で、特に冬の乾燥はすごいですね。でも夏もカラっとしてるので、この夏は一度もクーラーを使わずに過ごせました。
そして、空気の綺麗さは星空にそのまま表れています。自宅の窓からでもこんなに綺麗に星が見えるそう。
尾関さん:星が多すぎて、オリオン座がどこにあるのかわからないくらいです(笑)