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今年の夏フェスは「写真」に注目!浅間国際フォトフェスティバル2018

今年の夏フェスは「写真」に注目!浅間国際フォトフェスティバルは9/30(日)まで開催しています
この記事は2018年のものです。2022年のフォトフェスの記事はこちらよりどうぞ

クラスベッソ西軽井沢のある御代田町。軽井沢の隣町にあり、からっとした気候と軽井沢や佐久方面へのアクセスが良く「西軽井沢」と呼ばれ親しまれています。その御代田に今年から「夏フェス」がやってきます!どんなフェスかというと音楽ではなく「写真」を中心としたアート。
2017年より御代田町と提携し”写真で町おこし”を進めてきたアマナ。いよいよ今年から、御代田町とアマナの共同主催で「浅間国際フォトフェスティバル」を8/11~9/30に開催します。2019年からの本格開催ということもあり今年は「プレフェスティバル」という位置づけになりますが、国内外で活躍する20名以上の写真家が並ぶラインナップは”プレ”とは思えない充実ぶり!ここでは、クラスベッソ西軽井沢で楽しみにしているプログラムを紹介します。

来場者もアートの一部になって参加できる!
JRのインサイドアウトを体感できる「フォト・トラック」がやってくる

今年の夏フェスは「写真」に注目!浅間国際フォトフェスティバルは9/30(日)まで開催しています
2013年、ワタリウム美術館での「JR展 世界はアートで変わっていく」の記憶も新しいフランス出身のアーティスト・JR。「世界はアートで変わっていく」という信念を掲げるJRは、浅間国際フォトフェスティバルの初回にこそ相応しいアーティストかもしれません。JRが2011年から行ってきたアートプロジェクト「インサイドアウト」は、世界をひっくりかえす(インサイドアウト)という意味をもつ参加型アートプロジェクト。大都市や紛争地帯、また東日本大震災の被災地などにも訪れ、その街に住む人々のポートレイトを巨大ポスターにして街に貼り、人々の思いをその表情から感じるアートプロジェクトとして、これまで129カ国・26万人以上が参加しています。今回会場には、ポートレート撮影&ポスター出力ができるスタジオ付の「フォト・トラック」が登場。その場で参加者を撮って出力されたポスターはそのまま浅間国際フォトフェスティバルの会場内に貼りだされ、来場者がフェスティバルのアート作品になって参加することができます

「ヌーヴェルヴァーグの祖母」とも呼ばれる映画監督アニエス・ヴァルダとJR
ふたりの旅をつづる映画『顔たち、ところどころ』特別試写会を開催

ヌーヴェルヴァーグの巨匠アニエス・ヴァルダと、写真家でアーティストのJR。年の差54歳のふたりが「フォト・トラック」に乗ってフランスの田舎街を巡り、街の人々とフォトセッションを重ねていく姿を収めたドキュメンタリー映画「顔たち、ところどころ」。アカデミー賞ドキュメンタリー賞にノミネートされたこの作品を、9月のロードショーに先駆けて浅間国際フォトフェスティバルで特別試写会を行います。

多彩な展示方法で
新たな「写真」の魅力に触れる

今年の夏フェスは「写真」に注目!浅間国際フォトフェスティバルは9/30(日)まで開催しています
ウイスキーの蒸留所をリノベーションしたという旧メルシャン軽井沢美術館と、周辺建物を散策路で結んだ会場面積はあわせて約5,300坪という広さ。その内外に並ぶ立体的な作品は、ただの写真ではなく現代アートのインスタレーションのようです。ツタが覆う外壁の前で、美術館の打ち放しのコンクリートに囲まれて、木立の間をぬって・・・様々なロケーションのなかで写真を楽しむことができます。
今年の夏フェスは「写真」に注目!浅間国際フォトフェスティバルは9/30(日)まで開催しています

なかでもクラスベッソのお気に入りは、マッシモ・ヴィターリ×谷尻誠の作品。鳥のような視点で写されたビーチの写真がおさめられたのは、地面から少し浮き上がるように作られたスチール製の「池」。その水面が揺れると、水底にある写真が2次元ではなく質感をもって、海外のビーチと長野の高原まで空間が繋がってしまうような感覚を味わえます。こういったコラボレーションや最新技術によって屋内でも屋外でも、新しい写真表現を存分に楽しむことができます。

子供から大人も楽しめる
ワークショップも

また夏休み期間を中心に、ワークショップなどのイベントも数多く行われます。日光写真の技術でTシャツにお気に入りの写真をプリントしたり、御代田の野菜を使ってコラージュに挑戦したり・・・子供も参加できる楽しいワークショップや、鈴木理策さんや川内倫子さんなど国内外で活躍する写真家のトークイベントも開催されます。イベント詳細はホームページでチェックしてください!

訪れるならやっぱり「夏旅」として!
東京から御代田までは約90分。金曜前泊がおススメです


せっかくのフォトフェスティバル、ささっと見るだけではなく「西軽井沢」とよばれる御代田の良さも感じてほしいということで、”泊まれる住宅展示場”クラスベッソ西軽井沢では手前味噌ではありますが、御代田町への宿泊をおススメしています笑
クラスベッソ西軽井沢は、1日6組限定のプライベート感あふれるバケーションレンタル(貸別荘)。すべての建物は80㎡・2LDK以上の大きさなのでグループ旅行にもぴったり!4人で泊まれば割安でテラスハウスのような楽しさも味わえます。

金曜15時台に東京駅を出発すれば夕方に御代田町に到着するので、翌日朝イチから浅間国際フォトフェスティバルを楽しむプランが個人的にはおススメです。会場内は屋外展示も多く、また午後からは軽井沢方面からお客様が多くいらっしゃる事も予想されるので、ゆったりした雰囲気を楽しんでいただけるなら“金曜前泊”がベスト!会場まで徒歩15分の道のりは、高原地帯のカラッとした朝の空気のなか雄大な浅間山を眺めながら散歩気分で到着します。夏のショートトリップとしてぜひ御代田町においでください。

浅間国際フォトフェスティバル開催概要

会 期/2018年8月11日(土)~ 9月30日(日) 10:00~18:00 (入場は17:30まで)
会 場/長野県北佐久郡 御代田町 旧メルシャン軽井沢美術館 周辺エリア(北佐久郡 御代田町馬瀬口1794-1)
主 催/浅間国際フォトフェスティバル実行委員会
助 成/平成30年度 文化庁 文化芸術創造拠点 形成事業、オランダ王国大使館
後 援/信濃毎日新聞社 協 賛:日穀製粉株式会社、信州ハム株式会社、大井建設工業株式会社、株式会社ひらまつ
公式サイト/http://asamaphotofes.jp
公式SNS/https://www.instagram.com/asamaphotofes.jp/
[実行委員長] 茂木 祐司(御代田町長)
[副委員長] 進藤 博信(株式会社アマナ代表取締役 兼 アマナグループCEO)
[エキシビションディレクター] 太田 睦子(『IMA』 エディトリアルディレクター)
[CO-エキシビションディレクター]アイヴァン・ヴァルダニアン(インディペンデント・キュレーター)

2018年テーマ

Return to Camera (カメラに帰れ)

参加作家一覧 (敬称略)

JR+アニエス・ヴァルダ、うつゆみこ、ダミアン・プーラン、鈴木理策、マッシモ・ヴィターリ×谷尻誠(建築家)、水谷吉法、清水はるみ、藤原聡志、小池健輔、ホンマ タカシ、小林健太、小山泰介、石橋英之、ジェシカ・イートン、ルーカス・ブレイロック、チャーリー・エングマン、金村修、ルーク・ステファンソン×元木大輔(建築家)、伊丹豪、エド・ファン・デア・エルスケン、川内倫子、鷹野隆大、横田大輔、シャーロット・デュマ、森山大道、チャド・ムーア、モーテン・ラング×元木大輔(建築家)、ロジャー・バレン

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