先輩移住者3組に聞く、御代田の「暮らし」「子育て」「新幹線通勤」。移住ツアー2018レポート(後編)
軽井沢町の西隣に位置し、“西軽井沢”とも呼ばれている「御代田町(みよたまち)」。北陸新幹線の佐久平駅にもアクセスしやすく、土地の値段も軽井沢より手頃とあって、近年は子育て層の移住や東京との二拠点居住で新幹線通勤をする人たちが増えているエリアです。
御代田町主催、クラスベッソ西軽井沢・タウナー不動産軽井沢共催で、冬の御代田暮らしを体験できる移住体験ツアーを2月24日に開催。首都圏から6組のご家族を迎え、リアルな御代田町の移住情報を知っていただきました。移住ツアーレポートも今回が最終回。御代田へ移住した3組の“先輩”に、どうして御代田を選んだか。どんな暮らしをしているのかトークセッション形式でお話いただきました
ホテルから独立して、自分の店を
自宅もセルフビルドでこだわりの住まいに
1組目は、御代田町役場近くの「菜食料理 pas à pas」を営む五十嵐さんご夫婦。もともと軽井沢のホテルに26年勤めていたという五十嵐さん。軽井沢での寮生活から、佐久市を経て御代田町へと移住してきました。
五十嵐さん:軽井沢もいいところなのですが、御代田と標高が100m違うせいか、気温も低く霧や湿気に悩まされることもありました。御代田から軽井沢までは、車で20分ほどと通勤圏内だということ。あとは御代田から見える浅間山の姿に惹かれまして、御代田に移住して11年になります。去年、水道やガス以外はセルフビルドで作った家で野菜のフレンチレストランをオープンしました。
――――:御代田に住んで、以前と大きく違う点はどこでしょうか
五十嵐さん:そうですね、佐久市にも住んでたのですが、アパートだったこともあって隣人との関わりはありませんでした。御代田に住んでからは、近所の方とフレンドリーな付き合いができています。人と人との距離が近いなと感じますね。町民運動会もびっくりするくらい人が集まって盛り上がります
――――:町民運動会など地域行事が活発なのは嬉しいですね。地区対抗なのでしょうか
五十嵐さん:そうです。御代田には全体で20ほどの「区」という町内会のようなものがあって、運動会は区の対抗戦になっています。わたしの住む三ツ矢地区はこの前3位でした(笑)。軽井沢に住んでいた頃は区が無かったので御代田独自のコミュニティかもしれません。