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営む場所として、そして住まう場所として『佐久』を選んだ人たち

営む場所として、そして住まう場所として『佐久』を選んだ人たち

“ストレスのない”山羊からとれる乳

植物にとっての「好条件」は、人が食べる農作物だけでなく、家畜が食べる牧草も同じです。栄養をたっぷり蓄えた牧草を食べて育った牛や羊は、ストレス無く健康に育ちます。「この地は、水がいい」と、長野牧場の加藤さんはおっしゃいます。浅間山水系から流れる硬水と、八ケ岳水系から流れる軟水。長い時間をかけて濾過された水は、とてもきれいで美味しい。長野牧場では山羊の乳をいただきました。覚悟していた山羊独特のにおいが全くありません。本当に美味しい!
営む場所として、そして住まう場所として『佐久』を選んだ人たち
この良質な乳を、チーズに加工している人がいます。ボスケソ チーズ ラボの是本さん。チーズ作りについてお話を聞くと、これもまた冷涼な佐久だからこその理由がありました。
営む場所として、そして住まう場所として『佐久』を選んだ人たち
牛や羊は寒さに強いので、温暖な場所に比べ年間を通して乳の品質変動が少ないのだそう。また、乳は輸送中に乳脂肪が分離してしまうので、牧場と工房は近いほど良い。是本さんは飼育方法や管理方法に惚れこんだ2軒の牧場の近くに、ご自分のチーズ工房兼店舗を作ったのだそうです。

自分の夢を『佐久』という土地で叶えている彼らに共通しているのは、この土地の個性を良く知っているということ、そして、人とのつながりを大切にしていることでした。環境に負担を与えず、むしろ土地に対する敬意を感じる生き方に、学ばなくてはならないことがたくさんある気がします。
営む場所として、そして住まう場所として『佐久』を選んだ人たち

都市機能と田舎の両方の魅力をバランスよく持ち合わせた場所、佐久。
class vesso西軽井沢に来たときには、少し西側に足をのばして佐久の豊かな『大地と農』『おいしい食』そして『つながり』を実際に実感していただければと思います。佐久のポテンシャルを知り、未知の佐久を益々知りたくなってくることでしょう。

今回お話をうかがった方

●長谷川治療院 農学部 長谷川純恵さん
https://www.facebook.com/hasegawachiryoinnougyobu

●つながり自然農園 磯村聡さん
https://tsunagari-shizen.sakura.ne.jp

●長野牧場(家畜改良センター長野支場) 加藤信夫さん
http://www.nlbc.go.jp/nagano/

●ボスケソ チーズ ラボ 是本健介さん
https://www.facebook.com/bosqueso

<お料理>
●maru café
https://www.facebook.com/marucafe2014/

<佐久の農と食に携わる人々の生き様や想いにふれる>
●佐久の農×食の宝
http://39agri-food.jp/site

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