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セミリタイア後の暮らしは?東京への新幹線通勤は?軽井沢移住の「?」に答える、移住者交流会レポート

クラスベッソ西軽井沢では、教育移住や老後を見据えた「軽井沢移住」のサポートを行っています。今回は、2月に開催された「新幹線通勤のリアルや風越学園周辺など、「今」の軽井沢移住を知る移住体験ツアー」より、好評だった移住の先輩とのトークセッションの様子をお伝えします。

登壇者プロフィール

渡部 陽子さん

東京への新幹線通勤は?セミリタイア後の暮らしは?軽井沢移住の「?」に答える、移住者交流会レポート
福岡出身。2017年春に、東京三鷹市から御代田町に移住(二地域居住)。奥さまは御代田暮らし、たまに横浜。ご主人は平日に横浜から会社通勤、週末は御代田で過ごす。
御代田町に初めて訪れたのは2016年。すぐに縁あって、定年後の完全移住を見据えた「御代田暮らし」スタート。

熊谷 宗晃さん・陽子さん

東京への新幹線通勤は?セミリタイア後の暮らしは?軽井沢移住の「?」に答える、移住者交流会レポート
ご主人は岩手出身。奥さまは滋賀出身。2018年夏に、東京江東区から軽井沢町に移住。ご主人は新幹線で都内へ会社通勤。奥さまは、軽井沢の教育機関で働く。
軽井沢町に初めて訪れたのは2016年。実は2018年2月に開催した移住ツアーの参加者

ファシリテーター 荻原 哲也さん(タウナー不動産 軽井沢)

東京への新幹線通勤は?セミリタイア後の暮らしは?軽井沢移住の「?」に答える、移住者交流会レポート
移住を暮らし目線でサポートする『タウナー不動産 軽井沢』を運営する 株式会社リグプラス代表。移住先として“西軽井沢”と呼ばれるエリアを選ぶ人が多いと実感するここ近年。

「ついでに訪れて、ここだと感じた」「ただの避暑地と思っていたが、訪れてすぐ気に入った」
他の候補地もありながら、軽井沢移住を決めたのはやっぱり直感

東京への新幹線通勤は?セミリタイア後の暮らしは?軽井沢移住の「?」に答える、移住者交流会レポート

荻原さん:それではお二方より、移住された経緯をお聞かせいただければと思います

渡部さん:リタイア後の移住先として、田舎暮らしができるような場所を探していたんですね。もともと暑いのが苦手で、東京の夏の暑さが嫌になったということもあり「涼しい場所で雪深くない場所」に移住したいと思っていました。ワインが好きなので山梨とか海外なども候補として探していたんです。
そんななか、長野県小布施町の『小布施見にマラソン』に毎年参加しているのですが「追分あたりは雪が降らないらしい。夏は涼しそうだぞ」という話の流れになったんです。じゃあ「せっかくだから、土地とか家とか見ていかない?」と立ち寄ることになって

荻原さん:インターネット経由でその年の5月にご相談いただいたのをよく覚えています。しかし不思議なのが、まず軽井沢のなかでも「追分」を知っている方って結構少ないんです。なぜ追分をピンポイントで見に来ようとされたんですか?

渡部さん:多分、主人がスキーが好きなので地の利があったのか・・・軽井沢から万座スキー場にいく時は中軽井沢経由だし、菅平なら上田方面へ抜けていくので、馴染みがあったんだと思います

荻原さん:では無意識に通過していたんですね(笑)最終的に御代田町で土地を購入されたのですが、御代田はご存知でしたか?

渡部さん:もちろん町の名前も知らなかったし「みよた」とも読めなかったです(笑)
でも木漏れ日があるような、雰囲気が良いところがいいと事前にお伝えしていたら、その日にすごくイメージに合う土地を御代田で紹介していただけたんです。とても気に入って、確かその日すぐサインして東京に戻ったのかな(笑)(一同どよめき)
これは全部タイミングだと思って。なので知らなかった町だけれど「ついでに訪れて、ここだと感じた」というのが、私が移住した経緯になります

東京への新幹線通勤は?セミリタイア後の暮らしは?軽井沢移住の「?」に答える、移住者交流会レポート

熊谷さん:わたしたちのケースは、2人とも田舎出身で将来を考えた時「東京にずっと住み続ける事はないな」と思っていて、旅行がてら移住先をいろいろ検討していたんです。日本全国いろんな所へ行きました。浜松とか仙台、愛媛、逗子なんかも候補でした。
普通のサラリーマンなので、移住をするとなると転職も視野にいれないといけない。移住と転職を一度にするのは大変かなと思っていた時に、たまたま軽井沢へ訪れる機会があって

荻原さん:軽井沢は移住候補として訪れる、という感じではなかったんですね

熊谷さん:それまでただの避暑地でお金持ちが行くようなところと思っていました(笑)全く気にもしていなかったんですけれど、訪れたら2人ともすぐ軽井沢の雰囲気を気にいってしまいまして。そうして調べてみると、新幹線通勤をしてる人も多く、転職をしなくても移住ができそうだとわかりました

荻原さん:転職をしなくて良いというのが大きなポイントだった

熊谷さん:そうですね。あとは実際に新幹線通勤ができるかどうかを1週間滞在でシミュレーションした時に「これはいけるんじゃないか」って手ごたえがあって。更に2月にこのツアーに参加してその年の8月には移住してきました

荻原さん:移住してすぐは賃貸に住んでいたんですよね

熊谷さん:そうです。どんな事があるか、軽井沢が自分に合うかどうかもわからなかったし。1年ぐらい賃貸に住んでから、のんびり家を探そうかなと思っていたんです。
ただ「こちらに移住したよ」というご挨拶をしようと、引っ越して2ヶ月後くらいに荻原さんのところへ訪問したんです。その時に「今だと、こういう土地がありますよ」って世間話から、土地を実際に見てみたら一発で気にいってしまって。その日にサインをして(一同笑)そこに家を建てて追分に住んでいます

荻原さん:ご縁ですね(笑)新幹線通勤などに関してはまた後程詳しく聞かせてください

「ここじゃないと出来ない事をやろう」
手づくりの毎日を楽しむセミリタイアライフ

荻原さん:実際の暮らしをお伺いできればと思います

渡部さん:折角だから「ここじゃないと出来ない事をやろう」といくつかの活動をしています。一つは『千曲川ワインアカデミー』。東御市にあるヴィラデストワイナリーの兄弟ワイナリー『アルカンヴィーニュ』で開催しているワイングロワー(ブドウからワインを育てる人)養成のワインアカデミーに参加しました。今は仲間の畑を手伝ったり、同期生で収穫された葡萄からワインを作ったりしています
ワイン以外だと、小諸市の『農業大学校』の農業研修も受講しました。田植えや野菜の栽培、農業機械の使い方などを一通り教えてもらいました。その後は同期の息子さんが営むリンゴ農家の手伝いをしたりもしています

荻原さん:充実していますね

東京への新幹線通勤は?セミリタイア後の暮らしは?軽井沢移住の「?」に答える、移住者交流会レポート

渡部さん:会社を辞めて移住してきたのですが、いつまでもある仕事は『庭づくり』ですね。人に頼まずに全部自分たちでDIYをしているので(笑)進んでいるようで進まないような。あっちをやったらこっちが壊れていたというようなことも多々あります

荻原さん:まさかこの薪棚も・・・?

渡部さん:はい。もう作りまくってますね(笑)実は昨日何故か薪が棚から落ちてしまい、今日のわたしの仕事は薪の積みなおしでした(笑)
その隣の写真は煙突掃除です。薪ストーブがある家を考えている方は、煙突掃除のことを考えた屋根傾斜にされることをお勧めします。うちは傾斜が緩いので、屋根の掃除もできて良かったと思っています


暮らしの様子はSUUMOでも紹介されています(外部サイト)

通勤時間は増えたけど
新幹線通勤のほうが快適

荻原さん:今回のツアー参加者の中でも「新幹線通勤って実際はどうですか?」という質問が多かったので、詳しくお伺いできればと思います

熊谷さん:今、ほとんど週5ペースで新幹線通勤をしています。車が1台ということもあり、軽井沢駅までの往復は妻に送迎してもらっています

荻原さん:何時の新幹線に乗りますか?また、都内での通勤と比べるとどうでしょうか

熊谷さん:今は6:42という始発の次の新幹線に乗っています(東京駅着8:00)帰りは軽井駅着20:00~21:30くらいですね。
東京に住んでいた時の通勤時間は40分ほどだったので通勤時間は長くなりましたが、満員電車のストレスに比べたら今の方が全然快適です。座れるかどうか気になる人もいると思いますが、今のところ上りも下りも大丈夫です。GWの時、帰りに座れない事があったかなくらいで。
それに、冬至くらいの季節はちょうど明るくなるくらいに新幹線に乗っているので、安中榛名あたりで山からオレンジ色の朝焼けが見えます。車窓からの眺めがすごく綺麗ですね

荻原さん:良い事ばかりですね。困った事はありませんか?

熊谷さん:困ったことというか悩んだ事としては、会社で初めての新幹線通勤者になったので、定期代をどこまで出してくれるかという交渉がありました。最終的に乗車券代が会社負担となり、約半額が自腹になっています。その辺がちょっと困ったことだと言えます

暮らしのイメージが大切
家づくりや土地探しのアドバイス

渡部さん:軽井沢の土地は、きれいに造成されたものばかりではありません。わたしたちは「森の中がいい」と土地を案内いただいたんですが、いざ家を建てる時に敷地内の木をけっこう切ることになって。今にして思えばもっと木を残すべきだったのかなと思います。わたしたちは、周辺に家が建ち始めたこともあり隣地を一区画買って風景を守ることにしました

荻原さん:そうですね。自然のなかという風景を求めるのであれば、木は残したり、新たに植栽をするのもいいと思います

渡部さん:あとは、首都圏との行き来が多い生活であれば、車生活だけでなく徒歩移動のイメージも持つといいかと思います。わたしは御代田駅から池袋行の高速バスをよく利用していますが、駅まで2キロくらいなので歩いています。荷物があるとそれ以上は大変だと思いますね

荻原さん:ありがとうございます。熊谷さんからもお願いします

熊谷さん:皆さんのイメージする「軽井沢」は旧軽井沢周辺かと思います。すごく雰囲気がいい反面、あの辺りは夏になると湿気や道路渋滞などがあります。もしそこに暮らしたら、車では移動しにくくなったり時間もすごくかかるなどもあるかもしれません。買い物は佐久に行けば何でも買えるんだとか、広く情報を集めて「実際の暮らしのイメージ」を持つことが大切だと思います

荻原さん:ありがとうございます。まさにこのツアーを締めくくるような言葉をいただきました。軽井沢移住を考えるときは、住む家のエリア「だけ」を見るのではなく、今回のツアーで巡ったように小諸や佐久などの「周辺地域」をまわって生活スタイルを見て決めた方がいいと思います。生活のしやすさを考えると、わたしたちは軽井沢移住は「西軽井沢」に限ると断言できますね。本日はありがとうございました

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