

住宅の広告などで「デザイナーズ」といったキャッチコピーは、一頃よりも減っているような気がします。
といっても、決してデザインが軽視されている訳ではなく、むしろ小物や生活用品だけでなく、住まいづくりにも「デザイン」が重要な要素として定着してきたと思います。
住宅における「デザイナーズ」についての明確な定義はなく、その内容は千差万別です。
美的価値に対する考え方や感じ方も、人それぞれ大きく異なりますから、そのデザインが良いのか悪いのかを判断するのにも非常に難しい面があります。
また、デザイン性と機能性を兼ね備えた、非常に優れた建物(基本性能は必須条件)であっても、周囲の環境と調和していなければ、社会資産としての住宅価値が問われます。
また、住宅デザイナーは「芸術家」ではなく、オーナーが描く「暮らしの夢」を具現化するプロの建築家であるべきです。
作品にデザイナーの個性や主張が強く出過ぎてしまうと、ユーザーにとってかえって住みづらくなってしまうことも考えられます。
一概にはいえませんが、デザインコンセプトを押し付けられて、それに無理やり自分を当てはめようとするのなら本末転倒というべきかもしれません。
ご自分の住まい方や住宅に関する要望をできるだけ整理して優れたデザイナー(建築家)と十分な話し合いを重ねながら住む人と創る人によるコラボレーション(協業)で、納得した住まいづくりが理想です。




一口に「デザイナー住宅」といっても、そのデザイン様式は様々です。
学術的な建築史では、デザイン様式の区分などの定義があるのでしょうが、ここでは、ご参考までに筆者の独断と偏見で大まかに住宅のデザイン区分をしてみます。
所謂、よくありがちな「無機質」系モダン・デザイン。
直線的な空間構成と鏡面仕上げの面材やガラス素材を多用する傾向がある。
最近、増えてきた「自然素材」等を取入れたシンプル・モダンなデザイン性。
モダン系の直線的な空間構成に、天然木の面材や布、紙、塗り土等の天然素材を使用。
最近では定着した感のある「輸入住宅風デザイン」。
厳密には、欧米住宅のデザインは、時代や民族性などで細かく分類されていますが、ここでは割愛いたします。
北米の住宅デザインの主流で、伝統的な様式をベースにした「現代的な洗練されたデザイン」です。
簡単に言えば「モダンとトラディショナルの混成」です。
Tasteful and Modern living for You
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